札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

後半戦に続く

母の日。
とても親不孝な娘なので、母はわたしのことをどう思っているのかなぁと時々思います。
世界中のお母さんがシアワセでありますように。

さて。
年齢的に50の坂を超えると人生いろんなことがあります。
自分のカラダ、親の介護、仕事の重責、家族の転機…。
何事もないような顔をしながら、数十分のレッスンで汗を流し、フラシスターと楽しく語らい、再びドアを開けて教室の外に出ると現実が待っています。
その後ろ姿を「来週も元気にレッスンに集えますように」と祈るように見つめることが多くなりました。

一生、フラを踊り続けるのだ。
多くのフラダンサーがキャリアを重ねていく中で、どこかの時点で自分自身にそう誓います。
それは「フラに魅せられた」という、単純明快な理由によるものですが、とはいえ一生の中で「フラへの向き合い方」は変化していきます。
踊ることに没頭できる時間が増える人もいれば、じりじりと焦る気持ちで踊れない辛さと向き合う人もいます。

いつも生徒さんと話すことは「フラが一番じゃない」ということ。
大切なのは家庭であり、仕事であり、自分の生活であって、まずきちんとそこと向き合うことが最優先。フラは二の次三の次でいいのだと。
みんなフラが大好きだから、まず自分の生活を大切にしようと肚が決まるとスッキリした顔でフラと向き合います。

わたしも生徒さんも、人生の後半戦に入りました。
みなが自分らしくフラを踊れる、そのための手助けができるように人間力を磨かなければと思っています。