札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

Anniversary

ブログを始めて1年を経過しました。

頻度としては4日に一度くらいの割合。
書きたいことはたくさんありますが、書く時間が…いや違うな、書く気力がない(笑)
フラを踊る度に気づくことや思い知らされることが山のようにあり、それを解決しなくては前に進めないのだけれど、なかなか記録として残しておくところまでの気力がない、ということです。

例えば。

祈りや感謝を「捧げる」振付の時のこと。
両手はどこから動き出し、上半身はどのタイミングで傾け、体重はどのように移動させるのか?
お手本(わたしの踊り)を見ただけで正しくできる人は2割くらい。ダンス(和でも洋でも)経験のある人は細かいことを言わずとも「見る力」があるので苦も無く再現できます。ポイントを「言葉」で伝えるとできる人が2割。5割は具体的に動かす順番や角度、タイミングや体重移動について細かく伝えるとできる。残り1割は体に触れて正しい位置や角度を覚え込ませながら進める必要があります。あ、これはラウハラクラスの中での構成比ではありますけれどもね。

眼で見て理解を深める人、耳で聞いて理解する人、いろいろです。
わたし自身は「言葉」派なので、どういう言葉の表現を使えば相手に伝わるのか、というのは常に考えています。
わたしの師匠はよく「普通にさ。普通にやりなさい」と言っていて、先生、普通って!!とよく毒づいていたのですが(イヤな生徒だw)、今になると先生の気持ちがよくよくわかります。えー、どうしたらそんなヘンテコな動きになるのさーと感じることが多過ぎる(笑)普通に踊っておくれ!と思うけど、その度に自分自身に「普通ってなんだよ」とやっぱり毒づいてます(笑)
そのくらい、正確に再現させることは難しいのだな、と思います。どれだけ「普通の動き(要するに舞踊の常識に適った動き)」に近づけていくのか、その手助けをするのが教える側の命題なのです。

フラというダンスは世間一般には「おばちゃんが踊る簡単なダンス」と思われている節があり、あながちそれは間違ってはいません。入口のハードルが低いってことは、わたしとしては悪くない話だと思っています。わたしの所属するハーラウのテーマとして、日本におけるフラとは「中高年女性が元気に楽しく幸せに人生を送るための拠所となるダンス」である、と考えられています(あくまでもウチのハーラウの話ね)。
とはいえ。
フラをフラらしく踊る、ハワイらしく踊る、となると話は別で。
ステップ一つ、ハンドモーション一つとっても、ものすごく難しい。何年やっても「これでヨシ」ということがない(仕事だって同じですが)。
ハワイのダンサーの持っている「独特の空気感」を出すにはどうしたものか、と唸りながらいろいろ試行錯誤しています。

なんとまぁアニバーサリーから随分離れた内容になりましたが、これからもポツポツ書き続けていきますので、どうぞご贔屓に。