札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

Joy!Enjoy!

4年前の今日のお話。

ハワイで思いがけない出会い。自分の「核」となる、フラへの思いを固めた日の日記をシェアします。

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札幌に帰ってきたー!
寒いよー。気温半分w

仕事を辞めて収入もないのにハワイに行ってる場合か?という気持ちになりつつも「えいっ!」と行ってしまった今回の旅。
立派な観光客としてw、あっちふらふらこっちふらふら、せっせとお買い物に励みつつも、なんかもっとこう、フツーの観光以外の「何か」がないだろうか、と焦りのような乾きのような思いに駆られていたあたし。

日程最終日。
単独行動で訪れた場所で、偶然にお話しした在布14年という日本人の方のお話に、その答えがありました。
彼女にとってのフラは「人を楽しませ、人に励ましを送る」もの、というのを伺って、あたしの中で「それだ!それでいいんだ!」という気付きというか確信を得ることができました。
到底、ハワイの人のようには踊れない。でも自分の精一杯を見る人に届けることはできる。技術的な向上を目指して精進する一方で、自分の内面を充実させることがなによりも大切なんだということを再確認しました。「だからクプナのフラには感動するでしょう?クプナだから若い人のように体が上手く動く訳じゃないけれど、フラの中にクプナの人生の全部が詰まっているから、見る人の心を動かすのよね」と。確かにそう。ホントにそう。

彼女のフラチームの名前は「Hau`oli」だと教えてくださいながら「フラはJoyなの。だからクムにも一度も叱られたことなんかないわ。叱ったりする必要がないの。あなたもぜひフラをEnjoyして」と言われたの。
彼女は有名ハーラウに所属していたこともあり、メリモにも裏方で参加したことがあるそうなんですが「その時よりも今の方がずっと充実感があるし、人の心に訴えるフラを踊れているという実感がある」と教えてくれました。
自分で実際に体験をした人が語る言葉の重みを、ずっしりと感じました。
偶然の出会い、お互いに名乗りもしないまま、僅か20分程度の触れ合いでしたが、この瞬間に遭わんがための布哇旅だったと確信できる出会いでした。

「なんのため」にフラを踊るのか。
それが大事なんだ、と。
彼女の言葉の一つ一つが腑に落ちてゆくのをしみじみと感じ、喜びを噛みしめつつ帰途に着きました。
今日からまた気持ちも新たにフラと向き合って行けることが嬉しいです!
よーし!頑張るぞー!!