札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

入口に立つ

最近感じていること。

自分のフラがクプナのフラに移行しつつあるということ。
筋力が落ちているのはもちろんのこと、腿や足首、膝、肩、腰など、あらゆる関節が悲鳴を上げ、踏ん張りが効かなくなってきている。
音の取り方が早まり、一瞬の我慢ができなくなってきている。
そういった意味では、メリモの「55歳定年」はやっぱり正しいのだと思ったり。
ただ、常々言っているように「3cm幅のカホロ」しかできないクプナが、人を感動させるフラを踊るように「人生を反映させたフラ」を踊るのはこれから、なのだ。

「味わい」という点では自分の個性が色濃く出てきたりもしている。
「正解のフラ」「パーフェクトなフラ」があるとしたら、あたしのフラは確実にそこからは外れるけれども、「あたしの見た歌詞の世界」は表現できつつあるのかなぁとも感じる。
もちろん、自分のルーツの決めごとを忠実に守ったうえでの「表現」であることはゆるぎないのだけど。
あたしにとっては「模倣」を追求する段階は終わったのかもしれない。
衰える「技術」に抗うのではなくて、踊りとしての美しさを伝えられなくなったとしても、もっと伝えられる何かを追求する段階に入ったのだ、と喜びたいのだ。

体が思うように動かなくなってからの、次のステップのフラを踊るぞ!