札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

読みでがある

ブログを書き始めたのは恐らく1998年くらいだったと思う。
今はクローズしてしまった「@ウーマン」というサイトで「日記」を書いていた。
まだ「ブログ」という言葉がメジャーになる前のお話。
その後、はてなダイアリーに場所を移して「日記」を書き続けてきた。
2007年からフラを始めたので、それ以降はフラについてずいぶんいろんなことを書き殴って来た。
見知らぬ方からお叱りを受けたり、喧嘩を売られたりというのも日常茶飯事で、武闘派ゆえに「売られた喧嘩は全部買う」ので、ずいぶん傷ついたこともあった。
「ブログ」がネットユーザーの中で一般的になってくると、フララバーのみなさんの日記を拝見することも増えてきた。
ただ、なかなか「読みでがある」ブログには巡り会えないのだ。
もちろんわたしのブログも含め、なのだけど。
もっとも、わたしのブログは自分のための「備忘録」であり、「書きたい」欲求を満たすだけのモノで、あまり他人様にお読みいただくことを意識したものではないのだが。
うーん、言い訳めいているなぁ。ごめんなさい。

そもそも、プロのライターの文章も、読後に「うーん…」となることが多いのだ、正直なところ。
フラ雑誌やネット上でフラに関する記事を書くプロのライターさんの中で、このヒトの文章はおもしろいなぁという人がほぼ、いない。
アマプロ共に「読みでがある」文章になかなか巡り会えない。
これは由々しき問題だ!

ご批判を受けるかもしれないのに敢えてこんなことを書いているのは、先日、たまたま目にしたフラメンコのフリーペーパーなるモノに書かれた文章を読んだ時に、その「読ませる」力に唸ったからなのだ。
フラメンコはフラと同じく、日本人ダンサーにとっては他国の文化なのだけれど、そこに挑み打ち込むダンサーのインタビューを、興味深くまとめているライターさんの力量に感心した。
フラの世界にはこういう「読みでがある」文章を書くプロのライターさんはいないなぁと率直に感じた。
あくまでもわたしが、たまに読むフラ雑誌から感じることなのだけれど。なんというか消化不良で、もう少し踏み込んで書いてくださるといいのに、と思うことがしばしば。
ハワイのクムやダンサーから、通り一遍の話ではなく、もう少し突っ込んだ話を聞きだしてほしいなぁと思うのだ。
「読みでがある」というのは実に大事なことで、わたしのように「文字情報から知識を得たい」ダンサーにとっては、正直、今のフラ雑誌は物足りないし、何かのカタログのようになっている雑誌には興ざめする。

自分では有益な情報の一つも提供できないくせに、言いたい放題は申し訳ないのだけれど。
ブログに限っていうと、指導者の方が書いているもので非常に学べて且つ楽しいものがいくつかある。
ブログだけでなく、書いているご本人のお人柄もとても素敵なのだけど。
そういう文章に巡り会えるととてもワクワクするし、たくさんの気付きを与えて貰えるので非常にありがたい。
願わくば、フラ雑誌からもそのような「気付き」をたくさん与えられたい。ぜひ!