札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

お別れ

遂に。

わたしが指導者になって初めて、教室を離れる人が出ます。
正確にいうと「初」ではなく、わたしが教え始めて約1年で辞めた人はいるのですが、その人は本当に面倒なヒトだったし、わたしが教えることになったのも嫌だったのでしょうから、一切引き止めず辞めていただきました。
辞めてすぐに他の教室からステージに立つ、という本当に信じられない、常識のない方でした。
だからその人はカウントしないってことで(笑)

それはともかくとして。

12月末をもってお辞めになる方は、この4年間、本当に一緒に頑張ってきた方なのでとても残念です。
でもフラは「やり切った」のだそうです。
何かを「やり切った」と胸を張って言えるっていうのは、すごいことじゃないでしょうか?
なので、彼女の次のステージを応援したいという気持ちでいっぱいです。
みんなで「アフイホウ(A Hui Hou)」と送り出したいと思います。

忘年会終了

一年納めのステージが終了。

準備のために数か月、衣装をデザインし、曲を決め、フォーメーションを考え、生徒にも努力を強いて(激しく強いて(笑))、毎年のこととはいえ精魂尽き果てるほどこの一曲に賭けてきまして。
今年は絶対にカウアイソングをやろうと決めていました。
誰にも伝わる訳はないのですが、今年2月にハワイアンネームを頂戴したことへの、わたしなりの御礼なのです。
大先生の偉大なお名前に敬意を表しての、カウアイソングです。
衣装のイメージはすぐに決まったのですが、これ!と思うアレンジの曲が見つからず難儀しました。
秋に差し掛かる頃に、ギャリー・ハレアマウのアレンジを見つけて小躍りしました。衣装にこれほど合うバージョンはない、と断言できるほどの曲でした。
果たして、生徒の努力の結果は?

大先生から、思いがけないお褒めの言葉をいただきました。
ラスト、舞台にガールズが一列に並んで、最後のハンドモーションをした後、大先生と会長から「Hana Hou!」のひと言。
十数年、このステージを経験していますが、初めて聴く言葉でした。
後にも先にも「Hana Hou」を戴いたのはわたしのガールズだけ、です。
こんな幸せなことがあるでしょうか?夢を見ているような気持でした。
が、写真係のワタクシは感慨に耽る間もなくお仕事お仕事、でしたけどね。

自分のフラは、なんとカヒコを踊ったのですよ。
ウチのスクールはアウアナのみ、なのですが、今回大先生の意向でカヒコをやりました。
1年間、びっしり練習をして来たものの、なかなか納得のいく仕上がりではなかったのですが、やはりそこはインストラクターチーム、一糸乱れぬカヒコを披露することができました。
大先生から「ちゃんと教えた通りに踊っている」と満足気なお言葉を頂戴し、ひと安心。ひと安心どころか、年明けに東京で行われる一門のステージでも披露することになりました。ひえー。
ハワイからのゲストも来るステージなのに。今から脇汗が。まぁ頑張ってきます。

うれしかったことは、わたしの先生が見に来てくださり、わたしとガールズのフラをとても喜んで、とても褒めてくださったこと。
今はわたしは大先生の弟子、なのだけれど、やっぱり先生がいてこそ自分のフラがある訳で、先生への思いは変わらないし、感謝の思いをずーっと持ち続けているのであります。
やはりフラは「愛」だと。「愛」、そう「ALOHA」なしでは踊れないとつくづく思うのであります。

さて、もう来年のステージに向けての準備が始まりました。
来年も素晴らしい一曲を披露できるように、ガールズと共に精進していきます。

群舞

先日、フラメンコを観に行きました。

初めてのHitaru、席は1Fの後ろから2列目。ダンサーの顔も衣装の柄も見えやしない。残念。
公演の内容はとてもよかった。少し時間が長かったかなー。その代わりというかアンコールはなかったのだけど。

感じたことを少し。
フラメンコはロマの人びとが受けた差別、抑圧、恋愛への情熱などを歌と踊りにしたもの、だという。
ダンサーは笑わない。これでもかこれでもか、というほどに背筋をまっすぐに立てて踊り続ける。女も男も。
素晴らしい足の動きも、ひらひらと動くアバニコも観る人を強く引き付ける。

のだけれども。

何曲か、群舞のナンバーがありました。
恐らくダンサーのキャリアも力量もまちまちだったと思います。
カラダも大きく、ひと際目を引くダンサーの技術に、わたしの目は釘付けになりました。
他のダンサーがただひらひらとアバニコを動かしている時、彼女の動きには一切の無駄がなく「ああ、こう動かすことが正しいのだな」とすぐにわかりました。
フラの世界では群舞は「揃える」もの。
手や体の向き、角度、視線、タイミングを揃えることに注力します。
しかし、この素晴らしい技量のダンサーは他のダンサーより少しタイミングをずらして揃えることをしないのです。
よく言えば「音をたっぷり使っている」のですが、それが一人だけなのはやはり群舞を踊るうえではよろしくないような気がするんですよね。
フラメンコの世界はそうじゃないのかもしれませんが。
誤解を恐れずに言えば、タイミングをずらして他のダンサーと揃えないことで「上手いでしょ、アテクシ」感満載になるのですよね。
上手いダンサーというのは、むしろ力量的に劣るダンサーに合わせつつ、他のメンバーを引っ張っていくことのできる人ではないかと思うのです。
プロのダンサーであるこの方に、それがわかっていないはずもなく。

最近いろいろなことがあり、その中で強く思うことは、群舞を踊る上で一緒に踊るダンサーへの信頼と尊敬は欠くことができないということです。
見ず知らずの、年齢もキャリアも何もかも違う女たちが「フラ」という一点だけでつながって、ステージに立つという一つの目標に向かって頑張って行く。
その中で共感が生まれ、信頼が生まれ、尊敬に繋がっていくと思うんですよね、わたし。
そういうことをプロのダンサーが理解していないはずはないし、その上でのあの踊りだったとすると「ちょっとなー」という気持ちになってしまったのです。

群舞は難しいです。
でもやりがいがある。曲の世界を観る人に伝えることを、みなで心を合わせて取り組んでいきたいと思います。

長いこと

ブログを放置しておりまして。

言い訳のように書いてみると、我が家の通信環境が著しく悪化し…建物自体で電波障害が起きている模様。
自室でネットに接続できないため(スマホWi-Fiに繋がるのだけど)なんとなく面倒になりPC離れ(笑)
イマドキのヒトのようにフリック入力ができればいいのだけど、まぁ苦手だし。大人の目(老眼ともいう)にスマホのサイズは優しくないし。

という訳で最近はもっぽらイプヘケ抱えてパイの練習。
でもこれがなかなかうまく行かず。
インプルメンツ全般が苦手なので(いいのかそんなことで)心が折れそうになりながら練習しているという。劣等感の塊。

楽しみなのは、明日のレッスンに新しいドレスが納品されること。
もちろんわたしのではなく、ウチのガールズのなのですが。
2年ぶりに新調したドレスはストレッチベロアでカラダのラインがしっかり出る感じ。お色は深いネイビーでどシックの極み。
お仕立ての先生がこれまたこだわりの塊のような方なので、細部に至るまで一人ひとり微調整をして作り上げてくださるものなのだー!
仮縫いの時も、あまりにガールズが美しく、わたしゃニヤニヤが止まりませんでしたよ。
このドレスで踊るカウアイソング…想像しただけでもご飯3杯はイケる!
一年で一番大きなステージまであと半月を切って、今も(夜中の3時)準備をしているのだけど心身ともに緊張し切っているため、アドレナリンだかドーパミンだか知りませんがどしゃどしゃ噴出しているようなので眠くないよ(たぶん)。

実は今日はフラメンコのステージを見て来て、いろいろ勉強になったのだけど、その話はまたいずれ書きたいと思います。

さあお仕事お仕事。

マンダラート

随分久しぶりのブログになってしまいました。
言い訳ばかりですが。
札幌の異常な暑さに体はもちろんメンタルもやられてしまい、「何もしたくない病」を発症(笑)
ま、年がら年中「何もしたくない」んですけどね。

昨日、思い立って「マンダラート」を作ってみました。
あの大谷翔平選手が、花巻東高1年時に作成したというマンダラートをネット上で見ることができます。
詳しくはググっていただきたいのですが、3×3の9マスを描き、その中心のマスに達成したいことや考えたいことを書き込み、周りのマスはそれに関連する詳細な事柄で埋めていく…というもの。
わたしは中心の9マスは割とすぐに書けたものの、そこからの広がりが難しかったです。結局1時間くらいかかったのかな。何度か修正して完成。

実現したい目標が一つあって、それに向かってやるべきことは何なのかを明確にしたかったので作ってみました。
ただ並んでいる言葉が抽象的になってしまいます。
翔平ちゃんのは具体的な文言が散りばめられていて、例えば「体づくり」の項には「食事 夜7杯 朝3杯」とか書いているんですよ。
彼の「食トレ」はファンの中では有名だと思う。涙になりながらどんぶり飯🍚を掻き込む坊主頭の翔平ちゃんの映像を目にしたことがある方も多いのではないだろうか。
彼のマンダラの中央には「ドラ1 8球団」とあり、紆余曲折あってこの目標は達せられることはなかったけれど(高校卒業即メジャー希望だったため)、この「ドラ1 8球団」の向こうに透けて見えていた「メジャーリーガー」という目標は叶えられていることを見ると、やはり「目標の視覚化」は有効なのだと思う。

さて自身のマンダラに並んだ言葉は、今まで敢えて目を背けていたことばかりが並んでいて、どこから手を付けていいのかすら悩むレベル。
それでもとっつきやすいところから行動に移していこうと思っています。

あれ?フラ以外の内容じゃん、と思われた方、ごめんなさい。
このマンダラートの中央にかかれたことは、もちろんフラに関することです。
希望通りにうまくフラに反映できるといいのですが。

あっという間に

7月が終わります。
今月は一つもブログを書いていませんでしたね。
イベントが一つあり、それも無事に終わり、後半になってからの猛暑。
ややバテ気味です。

レッスンは毎回恙無く行われ、チーム・カヒキナレッスンは毎回50名を超える方々にお集まりいただいています。
到底、一人で賄える人数ではないのですが「楽しい楽しい」と通ってくださる皆さまに深く感謝しております。

最近大いに悩んでいるのは、どうしたらダンサーの体を美しく見せられるのか、ということです。
そして「伝える言葉」について。
いくらこちらの語彙力を上げても、受け取る側の納得を得られなければ意味をなさないので。
例えば「撫でる」のと「撫で上げる」のは違う、とか。
「すくい上げる」と言われたら手の向きはどうなるのか、などといったことです。
踊りを踊る時は想像力を目いっぱい働かせて、五感を研ぎ澄まさないといけない。
何らかの舞踊の経験があれば、何も説明する必要のないところを教え込まなければいけない。
大人から始める舞踊の難しさって、こういうところにあるのだなぁと感じています。

さて、今日も札幌は暑い。33度超えだそうですよ。
どちらさまもお健やかに。

イベントのお知らせ

ぜんぜんマジメにブログを更新していないのですが、カウンターはクルクル回っております。しゅごい。
まばらな更新でおなじみの拙ブログまでわざわざお運びいただきましたみなさま、ありがとう存じます。痛み入ります(ミタゾノ風)。

さて。
レッスンは毎週粛々と進めております。
ラウハラクラスは6月イベントが終わり、7月イベントに向けて鋭意準備中です。
今年で3年目の出演になります、

http://www.concarino.or.jp/wp-content/uploads/2019/05/a8bc2aa9bd6132814905d1c0704100de.pdf

「コンカリーニョ夏祭り2019」であります。
楽しいイベントです。お祭り気分で冷やかしにいらしてくださいね。
ワタクシも踊ります。例のハンカチぶん回すw曲ですわよ。
会場でぜひお声がけくださいね。励みになります。
みなさまのお越しをお待ち申し上げております。