札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

観客とジャッジ

ミス・アロハ・フラ終了。

今年はナプアさんのハーラウのシャリア嬢が戴冠。
素晴らしい声のオリでした。おめでとうございます!

リザルトは以下の通り。

Miss Aloha Hula results:

>> Shalia Kapuauʻionalani Kikuyo Kamakaokalani, Halau Na Lei Kaumaka O Uka, 1130

>> Ecstasy Jetta Laverne Kamakalikolehua Ligon, Ka La ʻOnohi Mai O Haʻehaʻe, 1125

>> Nicole Mailenani Yuen, Halau Hiʻiakainamakalehua, 1122

>> Asialynn Genoa Kalihilihiʻulaonalehuaʻohopoe Yap, Halau Manaola, 1096

>> Maile Yurika Garrett, Kawailiʻula, 1088

得点的に一昨年と同じような感じ。

んー、ほぼ毎年のことですけど、我々の好みとジャッジの判定は一致しないんですよねー。
なぜこの子の点数がこんなに高い(低い)のだ、ってなことばかりで。
点の高い子は「勝ちに行く」演技構成をしている、ということ。ジャッジには明確なルールがあり、それに沿って審査をしているってことですよね。
であれば、それを徹底的に利用してフラを作って行けばある程度の点数が取れると。
いや、ルールに則ってるんですから、それでいいんですけどね。
ザギトワがすべてのジャンプを加点の付く後半に持ってくる演技構成にしたようにね。
そこは理解できる。
MAHの称号を得るためにハーラウを替えるダンサーだっているし、勝つことを第一に置いているハーラウだってあるでしょう。
何度も言うけど、それはアリなのよね。

でも、見る側はですよ。
いろいろ思い入れがある訳で。
ケイキの頃から見守っていたあの子が、いよいよMAHにエントリーするような年になったのか、とか。
クムの思い入れの強かったこの子、二度目のMAHに挑戦なんだな、とか。
ストーリーがいろいろとあるんですよね。
演目が、そのハーラウに関するヒストリーがあるものだったりすると、また見る側は思い入れが深くなっていく。
「勝つ」ことに勝る何かを紡ぎ出そうとするクムだって存在するかも知れない。

故に。

観客の予想とジャッジの結果は相容れず、という結果になることも珍しくはないのです。
今年はこの子がMAHでしょう!と誰もが思うような子が出る年もあれば、そうじゃない年もあり。圧倒的な勝ち方をする子がいれば、昨年のような大接戦もあり(あれほど接戦になるとは思っていませんでしたが)。
毎年、観客にとっても悲喜こもごものメリモなのであります。