札幌でフラを踊る人のブログ

日々のレッスンとハワイとフラに関する覚え書き

Kamaka!

インストラクターになってから割とすぐに、イベントの音源を担当するようになりました(わたしのハーラウは大所帯で、ハーラウ内のイベントでは50を超えるチームが出演することもあります)。
現在、わたしのiPodには3,718の曲が収められており、恐らく8割がハワイの音楽であると思われます。ちゃんと数えたことはないけれど。

わたしがハワイの音楽にのめり込んだのは、たぶん、先生のおかげ。

わたしの先生は音楽が好きで、子供の頃はFENをよく聴いていたらしい。ハワイアンカルチャーとの出会いも音楽からだったとのこと。
先生が好きなのはデニス・パヴァオ(Dennis Pavao)氏で、ファルセットも骨太の地声もどちらも好きだった模様。ベーシックレッスン(ステップやハンドモーションの基礎練習)では、デニスの「My Yellow Ginger Lei」や「Alekoki」などをよく使っていた。

最初は先生に自分から話しかけることができなくて、同じくベーシックレッスンで使っていた「Haole Hula」がとても好きだったのだけど、誰が歌っているのかを訊くことすらできなかったんだよね、シャイだな、わたし。
キャリアを積んでいくにつれて、先生と音楽の話をたくさんするようになり、素敵なミュージシャンを見つけては、先生に情報提供できるようになった。他のフラシスターがあまり音楽に興味を示さない中、わたしみたいな変わり者が現れたことを喜んでくれていた。

ある日、youtubeジェノア・ケアヴェ(Genoa Keawe)女史とデュエットする、素晴らしい声のミュージシャンの動画を見つけた。ドキドキした。
彼のことをいろいろ調べ、CDをリリースしていることも突き止めた。iTunesでDLし、先生にも聴かせた。先生はいっぺんに彼の歌の虜になったみたい。

先生と一緒に行くことになっていた、4度目のハワイ旅に、わたしは父の体調不良で行けなくなった。一緒にハワイアンミュージックのライブに行こうと約束をしていたのだけど。
帰国後、先生は「おみやげ」と言って一枚のCDをくれた。わたしが教えてあげた彼のCDだった。「あんたの名前を入れてもらったからね」と、先生は上機嫌だった。確かにTO:SHIHO、と書かれている。ものすごくうれしかった。
シェラトンのバーでライブをやっている彼を見に行って、先生の大好きな曲をリクエストすることもできたらしい。よかったよかった。

先生の大好きな「ヘ・ウイ(He U`i)」を歌うKamaka Fernandez。彼の美声を皆さんも味わってほしい。

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